学習障害(LD)とは?特徴・種類・仕事での困りごとと対処法
発達障害のひとつである「学習障害(LD)」について解説します。
LDは「勉強ができない」という意味ではなく、知的水準は保たれているにもかかわらず、読む・書く・計算するといった特定の学習スキルの習得に困難がある障害です。
LDの種類と特徴
LDは大きく3つに分けられます。

1. ディスレクシア(読字障害)
- 文字を読むことが難しい
- 漢字だけが読めない、似た文字の区別がつかない、行を飛ばして読んでしまう
- 文字が黒い塊や歪んで見えるなど、見え方に特徴がある
2. ディスグラフィア(書字障害)
- 文字を書くことが難しい
- 線が抜ける・鏡文字になる・極端に時間がかかる
- 行やマス目からはみ出す、作文が苦手
- 考えを文章にまとめるのが難しい
3. ディスカリキュリア(算数障害)
- 数字や計算に困難がある
- 数を正しく数えられない、大小の判断が難しい
- 計算や文章問題、時計の読み取り、図形やグラフの理解が苦手
仕事での困りごとと対処法
ディスレクシア

- 困りごと:マニュアルや契約書が読めない
- 対処法:
- 音声読み上げソフトや録音を活用
- マニュアルを動画や図解で作成
- 定規やマーカーを使って読む場所を把握する
ディスグラフィア
- 困りごと:メモが取れない
- 対処法:
- PC・タブレット・スマホで入力
- 録音機能を使って指示を残す
- 会社側がメールや文書で指示を提供
ディスカリキュリア

- 困りごと:計算が必要な業務が難しい
- 対処法:
- エクセルやシステムを使って自動計算
- あらかじめ計算結果を用意しておく
- 機械的に対応できる仕組みづくり
まとめ
LDは「努力不足」ではなく、脳の特性による困難さです。
ただし、環境や工夫次第で多くの課題はカバーできます。
有名な俳優トム・クルーズもディスレクシアを持ちながら、台本を録音して聞いて覚える方法で活躍しています。
企業側の理解とサポート、ご本人の工夫を合わせることで、仕事の中で力を発揮できるようになります。