うつ病の休養について
休養はうつ病治療の基本
うつ病の治療には、休養・薬物療法・精神療法の3本柱があるとよく言われます。
その中でも休養は最も基本的な治療法の一つですが、単純に見えて奥が深いものです。
本記事では、うつ病における休養の重要性とその難しさについて、多角的に考察していきます。
1. 休養の大事さと難しさ
休養の意味:ストレスから離れ「頭」を休ませる
休養とは、単に体を休めるだけでなく、「頭を休ませる」ことが重要です。
良い例・悪い例
- 良い例:軽く散歩しているが、頭がリラックスしている。
- 悪い例:ベッドで横になっているが、考え事が止まらず頭が休まらない。
休養が難しい場合
うつ病の症状によっては、休もうとしても休めないことがあります。
- 仕事が気になって休めない
- 同僚に申し訳なく思い休めない
- 不安が止まらず休めない
こうした場合、休職や薬を活用しても効果が得られず、
最悪の場合は入院が必要になることもあります。
休養できない原因
休養できない原因として、大きく2つの要因が考えられます。
- うつ病の症状:不安や考えすぎが続き、悪循環に陥る。
- 考え方の癖:完全主義や不安を抱えやすい性格が休養を妨げる。
2. しっかり休む(治療としての休養)
休養のフェーズ
- 前期(休養期):考え事を最小限にして、ひたすら休む。
- 中期(リハビリ期):軽い運動を取り入れつつ、頭は休ませる。
- 後期(復帰準備期):徐々に頭を使う練習を行い、復職に向けた準備を進める。
仕事をしながらの休養
- 休日を利用して「頭を休ませる」時間を作る。
- 可能であれば仕事の負荷を減らす。
- 仕事後のリラックス→良質な睡眠の流れを大切にする。
休養困難な場合の補助薬
- 睡眠薬:深い睡眠を確保するために使用するが、改善後は慎重に減薬。
- 抗不安薬:不安による悪循環を断つために使用し、改善後は速やかに減薬を検討。
3. 時間制限の中での休養(再燃予防)
休養の効率を上げる方法
- 振り返りと質の改善
- これまでの休養方法とその効果を分析し、最適な方法を見つける。
- その方法をさらに微調整し、より効果的に休養を取る。
- 仕事終了から寝るまでの改善
- 残業がある日は休養時間が限られるため、短時間でリラックスする工夫をする。
- 日常の活動を活用し、リラックスの流れを作る。
まとめ
うつ病における休養は、単に「休めばいい」というものではなく、適切な方法で「頭を休ませる」ことが重要です。
また、休養が難しい場合には薬や環境の調整を行うことも必要です。
休養の質を上げることが、うつ病の回復や再燃予防につながるので、自分に合った休養の方法を見つけていきましょう。