【危険】本当にサウナは健康に効果的? サウナが原因で急死、救急搬送されるのはなぜ?

サウナと心疾患の関係:そのリスクと恩恵

サウナ人気の背景

近年、サウナはそのリラックス効果や「整う」感覚が注目され、多くの人々に愛されています。しかし、サウナには心地よさだけでなく、健康への影響についても考慮する必要があります。特に救急外来では、サウナ中に意識を失ったという患者が運ばれるケースが稀に見られます。


サウナと心疾患:研究結果から見るリスク

フィンランドでは、サウナと心疾患の関係を調査した多数の研究が行われています。その中で以下の知見が得られています:

  1. リスクは限定的
    1631人の心筋梗塞や心原性心肺停止の患者のうち、サウナ中に発生したのはわずか1.8%(29人)でした。また、これらのほとんどは既に心疾患を抱えていた患者であり、サウナが直接の原因ではない可能性が高いとされています。
  2. 予防的な恩恵
    2315人のフィンランド人を20年間追跡調査した研究では、日常的にサウナを利用している人は、心血管イベントや突然死のリスクが低下する傾向が報告されました。

サウナがもたらす健康効果

サウナの健康効果は以下のようなメカニズムによって説明されています:

  1. ヒートショックプロテインの生成
    高温環境にさらされることで生成されるヒートショックプロテインは、抗炎症作用や抗酸化作用を持ち、身体の老化を防ぐ働きがあります。
  2. 慢性疾患の改善
    サウナは高血圧や慢性腎疾患、関節痛、皮膚炎の改善に有効であるとの報告もあります。
  3. 心血管機能の改善
    サウナがジョギングと同程度の生理的負荷を与えることで、血行促進や心血管機能の改善が期待されています。

サウナ利用時の注意点

サウナには多くの健康効果がある一方で、誤った利用方法は危険を伴います。以下の行動には特に注意が必要です:

  • アルコールを飲んだ状態での利用
    アルコール摂取後のサウナ利用は、血圧低下や意識障害を引き起こす危険性があります。
  • 無理な長時間滞在
    熱中症や脱水症状の原因となり、特に休憩や水分補給を怠ることは非常に危険です。
  • 体調不良時の利用
    既存の心疾患や脱水状態では、サウナ利用を控えるべきです。

まとめ

サウナは適切に利用すれば、心血管機能の改善やリラックス効果を享受できる素晴らしい健康法です。しかし、無理な利用や不適切な行動はリスクを伴うため、「ほどほどに楽しむ」ことが大切です。 救急搬送されるケースを見ても、サウナに関するリスクは適切な利用で大きく軽減できます。健康を意識しながら、安全にサウナを楽しんでください。