うつ病の人の7つの気持ち【うつ病の人の心の状態とは】

どんな病気でも、それを実際に経験していない人が完全に理解することはできません。うつ病も同じで、実際にかかった人だけが感じる心の苦しみや辛さがあります。例えば、うつ病の人に対して「気の持ちようだよ」「元気を出して」と励ますつもりで言った言葉が、かえって相手を傷つけてしまうこともあります。それは、うつ病が単なる気分の問題や疲れではなく、病気によって自分の考え方や感情をコントロールできない状態だからです。このような人に「元気を出して」と言うのは、足の骨が折れた人に「無理せず走ってみて」と言っているようなものです。

うつ病とは

うつ病は、心のエネルギーが枯れ果ててしまった状態であり、このエネルギーには愛情や喜びといった情緒的な要素が含まれます。通常、このエネルギーは、努力したり楽しんだり、時には休んだりすることで保たれますが、過度なストレスや心配が続くとエネルギーが消耗し、ついには心が枯渇してしまいます。その結果、健康な人には想像もつかないようなネガティブな心の状態に陥ってしまうのです。今回は、うつ病の心の状態について、具体的に説明します。

1. 朝から疲労感を感じる

うつ病になると、朝目覚めた瞬間から疲れているように感じます。眠りが浅く、悪夢を見ることも多く、起きるべき時間になっても体が重くて布団から出られません。一日中、布団の中にいたいと感じることさえあります。

2. 何も楽しめない

これまで楽しんでいたことがまったく楽しくなくなります。好きだった音楽や趣味にも興味が持てず、他人との接触も避けたくなります。食事の味さえ感じられず、以前は大切にしていた身だしなみやお洒落にも興味がなくなります。

3. 自己肯定感の喪失

うつ病になると、過去に達成したことや努力がすべて無価値に思え、自分が何もできない人間のように感じます。周囲の人が自分よりも輝いて見え、自分の存在が無意味に感じることもあります。

4. 希望を失う

未来に対する希望が持てず、何をしても無駄だと思ってしまいます。常に頭の中で不安や心配が渦巻き、何をしても失敗すると感じてしまうのです。

5. 後悔に苛まれる

過去の失敗や発言が頭から離れず、自分を責め続けることがあります。すでに解決できない問題であっても、後悔の念に取り憑かれ、自分を責めるサイクルから抜け出せなくなります。

6. ゲームやネットから離れられない

時間が経っていることに気づかず、ゲームやインターネットに没頭してしまうことがあります。楽しんでいるというよりは、心の逃げ場として依存してしまうのです。

7. 逃げ出したくなる

仕事や家庭で責任を負うことができず、すべてを放り投げてどこか遠くへ逃げたいと感じます。さらに追い詰められると、人生をやり直したい、あるいは何か事故や病気で命が終わってほしいとさえ思うこともあります。

これが、うつ病の心の状態です。心のエネルギーが枯渇すると、このようなネガティブな状態に陥るのです。こうした時には、エネルギーを充電するための休息が必要です。社会的な責任を一時的に免除され、十分な睡眠と食事をとることが大切ですが、深刻な場合には不眠や食欲不振が現れるため、医師の治療が必要になることもあります。早めに専門家に相談することをお勧めします。