新卒看護師が知っておくべきこと
「Aラインの空気を抜く必要性」について解説します。
Aラインは、観血的に血圧をリアルタイムで測定できるデバイスで、集中治療領域において欠かせない存在です。
そのため、Aラインをセットアップする際には、ルート内に空気が混入しないよう細心の注意を払い、ヘパリンを含んだ生理食塩水から空気を抜く作業が求められます。
普段の点滴セットでは、バッグ内の空気をわざわざ抜くことはありませんよね。
では、Aラインに限ってどうしてこの作業が必要なのでしょうか?
その理由は、Aラインを挿入する血管の特性に関係しています。
Aラインと血管の関係
Aラインは、動脈に挿入して使用するデバイスです。
ご存知の通り、動脈は末梢に向かうほど血管が徐々に細くなり、最終的には毛細血管を経て静脈へと移行します。
もし、Aラインのルート内に空気が混入してしまうと、空気塞栓を引き起こす恐れがあります。
空気塞栓が引き起こすリスク
空気塞栓が発生すると、循環不全を招き、塞栓が生じた部位に浮腫が現れる可能性があります。
さらに、重症化すると血流が途絶えてしまい、以下のような深刻な症状を引き起こすことがあります
・感覚障害や血流障害
・細胞に酸素が届かなくなることでの壊死
こうしたリスクを防ぐためにも、Aラインの取り扱い時には気泡がルート内に入らないよう徹底することが重要です。
看護師の役割と注意点
Aラインのセットアップや管理を行う機会が多いのは看護師です。
そのため、Aラインを扱う際には、必ず空気を丁寧に抜き、慎重に管理を行うことが求められます。
まとめ
今回は、「Aラインに空気を入れてはいけない理由」について解説しました。
空気が混入することで引き起こされるリスクを理解し、Aラインのセットアップや取り扱いに注意を払うことで、患者さんの安全を守るケアを心がけてください。