はじめに
日々の買い物で「衝動買い」をしてしまい、後悔した経験はありませんか?
特にADHD(注意欠陥・多動性障害)の特性を持つ方にとって、衝動買いは深刻な悩みになることがあります。
今回は、衝動買いを防ぐための具体的な方法を解説します。
この内容はADHDの方だけでなく、そのご家族や支援者にも役立つものです。
ぜひ実践してみてください。
ADHDとは

ADHDは発達障害の一種で、不注意や多動性・衝動性の特性を持つ方々に見られる症状の総称です。
成人のADHD発症率は地域や研究によって異なりますが、ハーバード大学医学部のケスラー博士によると4.4%、日本では精神疾患の診断基準・診断部類の「DSM-5」に基づき約2.5%とされています。
これを具体的な人数に換算すると、23人に1人、または42人に1人がADHDを抱えている計算になります。
この数字を考えると、ADHDは決して珍しいものではなく、誰の身近にも起こりうる障害と言えるでしょう。
ADHDの特性と衝動買いとの関係
ADHDの特性は以下の3つに分類されます。
・不注意優勢型
忘れ物が多い
物事を順序立てるのが苦手
注意散漫
・多動性・衝動性優勢型
落ち着きがない
思い付きで行動してしまう
感情的にカッとなりやすい
・混合発現型
上記2つの特性を併せ持つ。
ADHD全体の80%がこのタイプ。
多動性・衝動性優勢型、または混合発現型の方は特に衝動的な行動をしがちで、これが「衝動買い」に直結します。
必要以上の買い物を重ねると、金銭管理が難しくなり、借金や生活の困窮といった問題にもつながります。
こうした背景から、衝動買いを防ぐ方法を学ぶことが重要です。
衝動買いを防ぐポイント

衝動買いを防ぐための具体的な方法
衝動買いを防ぐポイントは、「マイルールを作る」ことです。
買い物の際、心の動きやお金の動きをコントロールするための3つのマイルールを紹介します。
- 即買いしない
気持ちの動きをコントロールする方法です。
欲しい商品を見つけたら、一度その場を離れたり、家に帰ってから再考する時間を持ちましょう。
例えば、次の方法を試してみてください:
・6秒間の深呼吸
衝動的な感情は6秒間がピークとされています。
この間に深呼吸するだけで、冷静な判断がしやすくなります。
・クールダウンの習慣化
商品を見た直後に購入せず、一晩考える習慣をつけると、冷静に「本当に必要か」を判断できます。
- 買うものをリスト化する
買い物前にリストを作ることで、気持ちの動きを抑えます。
リストに書いたものだけを購入するルールを作れば、予定外の買い物を避けられます。
以下のメリットもあります:
・買い物時間が短縮される
不必要なものを買わず、金銭的にも節約できるスーパーなどでは特に効果的です。
事前に計画を立てておけば、混雑や誘惑に惑わされることが減ります。
- 必要最低限の金額だけを持ち歩く
お金の動きをコントロールする方法です。
買い物に持参する現金を必要最低限に抑えれば、衝動的に購入することが物理的に不可能になります。
・クレジットカードを持たない
クレジットカードは無限に使える感覚を与えるため、計画外の買い物の原因になります。
カードを持ち歩かないか、利用限度額を下げておくと安心です。
・財布に入れる現金を限定する
具体的な買い物金額が分からない場合でも、「今日使っていい金額」を決めておくと、自然と必要のない買い物を防げます。
実体験:価値ある買い物とは何か
衝動買いに関連する実体験から、「価値ある買い物」について考えてみます。
例えば、高価な服を衝動的に購入しても「もったいなくて着られない」というケースがあります。
こうした失敗を防ぐためには、次のような方法がおすすめです:
・1回あたりの使用コストを計算する
購入した商品の値段を使う回数で割り、1回あたりのコストを意識します。
これにより、本当に必要なものかどうかを判断できます。
・用途や頻度を具体的に考える
その商品をどのくらいの頻度で使うか、どの場面で役立つかをイメージしてみましょう。
まとめ
衝動買いを防ぐためには、「気持ち」と「お金」の動きをコントロールすることが鍵です。
今回ご紹介した3つのマイルールをおさらいしましょう
1.即買いを避けてクールダウンする時間を作る
2.買うものをリスト化して計画的に行動する
3.必要最低限の金額だけを持ち歩き、財布やカードの使い方を見直す
これらを実践することで、衝動買いを防ぎ、生活に余裕が生まれます。
お金も時間も無駄にせず、本当に必要なものだけを購入できるようになります。
衝動買いに悩む方も、今日からぜひ試してみてください!